大晦日
いよいよ明日は大晦日、お節作りに精出したのはジジの
いた時まで今は田作りと雑煮の下ごしらえをするだけ。ババが
生まれ育った東京風の雑煮は消えて、ジジ風になって50有余年、
豚児たちにはこれが我が家の味と思っているだろう。長子は結婚
いらい妻の実家風、丸餅と白味噌を食べているらしいが。
列島の半分は吹雪いているというに、ここはからからの晴天。西高東低
の冬日がありがたい。少し日足が伸びてきたとうなきがする。
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いよいよ明日は大晦日、お節作りに精出したのはジジの
いた時まで今は田作りと雑煮の下ごしらえをするだけ。ババが
生まれ育った東京風の雑煮は消えて、ジジ風になって50有余年、
豚児たちにはこれが我が家の味と思っているだろう。長子は結婚
いらい妻の実家風、丸餅と白味噌を食べているらしいが。
列島の半分は吹雪いているというに、ここはからからの晴天。西高東低
の冬日がありがたい。少し日足が伸びてきたとうなきがする。
アガサクリスティー原作のドラマ化を観るのは3回目。一度は
40年前くらいで3話もので、ほぼ原作どおり、のちにミスマープルを
演じるジョーン・ヒクソンがリビントン夫人役で出ていた。二回目は
そのミスマープルが事件に絡んで主人公をよそに名推理を発揮する。
エバンスが二人もいて、中国やら毒蛇やら賑やかな作品だった。今回は
かなり端折っているがほぼ原作どおり。ただ作者が口髭か鼻眼鏡があればと
描写したロジャー・バシントン・フレンチに髭があったのには笑った。原作では
首尾よく逃げおおせたが、3回目は留置所で犯行を自白するはめに。最後はボビーと
フランキーの披露宴、空き缶を引きずりながらハネムーンというお決まりだった。
またまたジェラールフィリップの「最後の冬」と「パルムの僧院」を
観に池袋まで出かけたババ。映画館はルミネ8階とあるのですぐ分かる
だろうと思ったが、有楽町同様迷ってしまった。開場を待つ間、同世代
らしい女性とおしゃべり。彼女はなんとフィリップの墓参りに行ったという。
南仏サントロペ駅からタクシーで行ったそうだ。うーんババの斜陽館とは桁
違いだ。それから彼の出身小学校も見てきたとか。大判の写真集を買わないかと
勧められたが、伝記や妻のエッセイなど持っているからと、辞退する。以前の
ババならホイホイ買うところだが、緊縮緊縮だ。
毎週1回地区生協から食料品などを届けてもらっているババ。
その注文書の中に、注文番号に該当する商品が無いという知らせが。
先週の注文で、控えを取っておかなかったババは、さて何を注文したか
思いだせない。今のところ無くて困っている物など思い当たらないし。
いつもの衝動買いかと思う。
この寒いのに有楽町までのこのこ出かけてババ。ジェラールフィリップ
百年祭の映画を観るためだ。有楽町で映画を観るのは「裏切りのサーカス」以来かな。
その前は移設した有楽座で「赤と黒」を観た。その有楽座も閉館したらしい。
小学生の時、すばる座で「ガリバー旅行記」という総天然色の映画を観た。
そのすばる座は一時復活したが今は無い。前記の有楽座や日比谷映画などなど、
洋画の封切館としての栄光はすでに過去の物だ。今日の館もガラガラだった。
70年か80年祭は新宿の映画館で長い行列だったのを覚えている。
その時の「悪魔の美しさ」は今回上映されず、同じルネ・クレール監督の「夜の
騎士道」は明るいプレイボーイもので、フィリップも溌剌としている。「モンパルナス
の夜」や「狂熱の孤独」などの暗い映画はこの世相、観たくないと思うババ。
懸案の冷蔵庫掃除をやっと終えたババ。こんなに汚くするまえに
こまめにしておけば良かったといつもの反省。これで年末の掃除は
風呂場と窓ガラス、と難所ばかり。歳をとったら自分で掃除して
踏み台から落ちたり、風呂場ですべったりとか、怪我をすること
が多いから、費用が掛かっても業者に任せたほうが良いとのアドバイスも。
ババが加入している生協もそういう事業に取り組んでいると教えてくれた
人がいる。あまり無駄遣いしないで、そういう費用を捻出しなくては。
今日、5回目の接種を終えたババ。少し熱っぽいがそのほか
副反応はいまのところ無し。5回目の注射がいちばん痛かった
という人もいるが、ババは看護師さんが上手なのか、あっという間に
終わってしまった。これで接種は終われば良いが。この次からは有料
と聞けば、もういいかと思ってしまう。
昨日、駅前の眼科に定期健診に行ったババ。ところが院長から
来年2月で閉院しますの声、まだそんなお年でもないのにと
驚く。そういえば8月には近くの内科も閉まったお陰で、ババの
通っている診療所は混みだした。眼科は紹介状を書いてくれると
いうので一安心だが、あまり遠くには通えないのでどうするか。
12月8日は今年最後の満月コールドムーンとか。東の空を
見上げると、満月の近くに赤く輝く星、火星があった。いま
大接近しているそうだ。昨日10日は月の出が遅くなって、火星
だけが夕空に、西に見えたのは木星か。いちめんの星空なんて
どこへ行けば見えるのだろう。
運営委員をやっと辞められと思ったが、こんどは監事をしてくれとの
こと。樋口恵子が先日、朝日新聞朝刊に「びすけっと」なる新語を書いた
とかで、それならと引き受けたババ「びすけっと」は漢字にすると「微助っ人」
になるとのこと。歳をとって介護認定を受けても、少しは地域社会の役に
立とうということらしい。ジジは最後まで区画整理組合の監事をしていたが。
それに比べたらはるかに規模は小さくババでも出来るだろう。
今日、ある会合でワクチンの恐ろしさをさんざん聞かされたババ。
接種予定は来週だが、ああ止めた止めたと宣言。ところが家に帰って
テレビを見ると、ババの地区の感染者はなんと昨日の3倍、死者、
重症者も増えている。正月にはトン息一家も来るだろうし、やっぱり
打ったほうがいいかなと、思案中。
通っている整形外科で骨密度の検査を受けたババ。腰椎は前回と
同じだが、大腿骨は同年齢と比べて高いとの判定にほっとする。
これはすべて生前のジジから毎朝、春菊の胡麻和えを食べさせられて
いたお陰だ。今の時期は春菊は安いが、季節外れに調達するのには大変
だった。しかしジジは例え一把千円しても、春菊を買えと言う。そういう
高い時は茎までも捨てず、細かく刻んで調理したものだ。
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