報知器
明け方、とつぜん異様な音がして「火事です」と女声。あわてて
飛び起きるババ。見ると天井の火災報知器が赤く光っている。
どうしたことかと、ベッドから裸足のままキッチンへ。異常は無い。
外かと玄関ドアを開けたり、窓のシャッターを上げても周囲はまだ
暗く静かだ。「誤作動なのか」と一安心したが、もしこれが本当だったらと
ぞっとする。報知器が鳴るというのは煙か熱を感知したから、というと
あわてて起きても逃げられないことも。一階でベッドは窓の傍だから、
そこから飛び出せば、と知人に話したら「そういう時はまず布団を放り出して
そこへ降りたほうが良い」とのアドバイス。まあ驚かされたけれど、
貴重な経験だった。
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