大歳
(大福豆丹波黒豆煮ふくめて大歳の夜ひとり越すなり)
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(大福豆丹波黒豆煮ふくめて大歳の夜ひとり越すなり)
昨日、今日と寒風が吹いたけれど、よく腫れて富士山がくっきり見えた。
嬉しくなって通りすがりの人に「富士山がよく見えますよ」と話しかけると、
それがどうした変なババだという顔をされた。ババの昔の仲間にも「忙しくて
月や星など仰いでいられない」と言われたことがある。
「富士山が見えて喜んでいるのはお前だけだ」とジジから皮肉を言われた
ことも。ジジの育った三浦半島では富士山を見ることなんて珍しくも無いだろうが。
二十年近く前、初めて飛行機に乗ったとき乗務員から「富士山が見えます」
と教えられ眼下に見えた富士山に感動した。
(富士筑波男体山もくっきりと下総大地極月の空)
明け方、とつぜん異様な音がして「火事です」と女声。あわてて
飛び起きるババ。見ると天井の火災報知器が赤く光っている。
どうしたことかと、ベッドから裸足のままキッチンへ。異常は無い。
外かと玄関ドアを開けたり、窓のシャッターを上げても周囲はまだ
暗く静かだ。「誤作動なのか」と一安心したが、もしこれが本当だったらと
ぞっとする。報知器が鳴るというのは煙か熱を感知したから、というと
あわてて起きても逃げられないことも。一階でベッドは窓の傍だから、
そこから飛び出せば、と知人に話したら「そういう時はまず布団を放り出して
そこへ降りたほうが良い」とのアドバイス。まあ驚かされたけれど、
貴重な経験だった。
散歩の途中、公園の傍の住宅地を通った。真夏は茂った樹々が
緑陰を作り見るからに涼し気だった。冬のいま11時近くというに
陽はぜんぜん差さず薄暗くさむざむとしている。夏と冬どちらの住まい
が良いかババはため息。ババのアパートは樹なんか一本も見えないが
冬は日当たりはまあまあ。夏は日差しはきついので竹カーテンなどでしのいでいるが。
今日はいちおうクリスマスイブ。ババの予定は町のホールに
女声ヴォーカルグループのコンサートへ行くこと。ケーキやツリーは
もちろん無いが。別にクリスチャンでもないのに町はイブ気分にあふれている。
でもこの後はすぐ正月気分。なんともあわただしい。ジジは向こうでのんびりしているか。
(小春日に『ジーヴズの事件簿』読みふける夫の遺せしおまけの時間)
ジジよお許しを。
ネットがとつぜん繋がらなくておおあわてのババ。さっそく契約会社へ電話するが
日曜の夜とは混雑していて駄目。今朝九時になるのを待ってやっと連絡。機械オンチの
ババにオペレータもてこずったようだが、なんとか回復できてほっと。
こういう電話が多いから混みあうのだろうと、ババも納得、やれやれ。
この一週間、ババ最大の痛恨事は牡丹鍋つまりイノシシ肉に当たったこと。
一緒に食べた三人はなんとも無かったので、これはババの体調のせいかも。
その前々日、お茶席に参加して、そのあと例のしょっぱいあんかけうどん、さらに
講演を聞きおえてから、仲間らとそばがき汁粉。などなどいろんなものを食べ過ぎた
つけが回ってきたのか。「まったく口がいやしいんだ」とジジのしかめ面が浮かぶ思い。
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