百合の種
今月初め史跡巡りの時、同行した人から、百合の花の終わってしばらく
すると面白いものが見られると教えられた。「はああ」と頷いたババだが、
今日買い物帰りの道端にその面白いものを見つけた。花のあと出来る硬い
軸が割れて中に黒く輝く粒がいっぱい見えた。あこれが百合の種かと
頷く。思えば百合は植えた覚えがないのに側溝やガレージの隅で咲いて
いることがある。昔は茅葺の農家の屋根などに咲いていたそうだ。
あの黒い種を秋風とともに飛ばすのだろう。百合の生命力の逞しさを
黒い輝きに秘めているのか。
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