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横浜

久しぶりに横浜へ行ったババ。そごう美術館の「フェルメール光の王国」を
観るため。フェルメールの全作品37点の複製画。もし本物だったらこんなに近々と
しかも明るい照明の中では見られないだろう。一点、一点の絵に付けられた説明も
丁寧。11月には上野の森美術館に8点のフェルメールが来るというが、ババには
これで沢山。ところでせっかく横浜へ来たのだから、海を見なくてはとそごうから連絡
口のあるスカイビル29階へ。ところが小さな窓から見えるのは海と反対側。海側は高級
料亭が占めている。展望フロアぐらいあってもいいのにと、例にによってババの愚痴。

選歌

短歌教室へ通いだして五回目のババ。この教室は選歌方式なので、
自分の歌に何点入るかドキドキ。一点も入らなかったらどうしようかと
思うが、高点歌はババの好みと違うこともしばしば。人生の思いを吐露する
歌はおおむね好評だが、ババには少し重すぎる。俳句をやっている知人が
良く言っていた七、七で泣くという歌。ひねくれ者のババはさらりとユーモアで
交わしたい。ところで会の隣りにいつも座る人から「わたしはあなたの歌をいつも
採っているのにわたしのは採ってくれない」とのクレーム。歌会ではそういう心遣いも
必要かも。でも彼女の歌は言葉多くて心足らずかなと思ったりする。

夏太り

う、う、体重計に乗ったババはうめく。なんと先月より2キロも増えて
いるではないか。原因は外食の過多。午後よりの用事のとき、家で
食事を済ませてから出ればいいものを、それでは外が暑すぎて歩けないと
午前中に家を出る。外食といってもパン屋とかスーパーのイートインがほとんどだが、
つい食べ過ぎてしまう。甘いジュースやコーヒーの飲みすぎ。家で冷房をかけてじっと
していれば良いのか。

検索

大手のK書店で検索をすると変換がおかしい。例えば詩集を探そうとして
ししゆうとキーボードを押すと、死四しゅうと出る。ババのケータイだって、し、しで
詩集と出るのに。何回か押しているうちに、やっと詩だけ出るが集は駄目。それであつめると
入れると集が出てきてやれやれ。本屋なんだから、詩集ぐらいすぐ出して欲しい。他のJ書店、
KZ書店はすんなり出るのに。

アレキ

なんと誕生日プレゼントにアレキサンドリアマスカットをもらったババ。
「食べたことないでしょ」とちょっと失礼な口上があったけど。桐の箱に
うやうやしく収められた一房を有難くいただく。まあジジなら「アレキなんて種はあるし
いちいち皮剥かなきゃいけないし」と文句たらたらかもしれないが。
ひと昔前までは、メロンはマスク、葡萄はアレキ、さくらんぼはナポレオン、梨は二十世紀と
高級果物のランク付けがあったが、今は品種改良でどんどん安くて甘い物が出回っている。
プレゼントにする以外、アレキは買わないだろう。それでも贈ってくれた愚息に感謝。

この世界の片隅に

8月15日、銀行での用事が早く済み、このまま家へ帰っても暑いばかりと、
ババは映画館へ。ちょうど前から観たかった「この世界の片隅で」を上映中。
原作は読んでいないし、映画の粗筋も広島、呉が舞台ぐらいしか知らなかった。
アニメだけれど実写より迫力があった。闇市は戦後からだと思っていたが、戦中から
やっていて、戦争も商売なのだ。そのあとラジオで戦時中の食生活特集を放送していたが、
その中で大多数の国民が食糧不足に陥って苦労しているのに、国会議員の食堂のメニューは
戦前と同じものだったという投稿が紹介されていた。
日本は負けていちおう平和になったけれど、いまでも世界の片隅どころか、あちこちで空襲
飢え、難民という事態になっている。映画館を出てしばらく深刻な気持ちになったババだが、
デパートに入ってお昼はなにを食べようかの算段。

教文館

昨日はジジの合同法要のあと地下鉄で銀座へ。四丁目の教文館で藤城清治展を
観に行った。那須にある藤城美術館はジジも生前行きたいと言っていたが。
教文館九階の会場は狭かったけれど、藤城作品の魅力は十分味わえた。
東北や熊本の大地震。原発事故。九十歳を越えての旺盛な制作力に感嘆。
ジジだってそれくら生きる意気込みはあったはずなのに。
それより教文館ビルが昔の面影を残しつつ現存しているのに驚く。十数年前、ジジと来て
文語訳の旧、新訳聖書を買った。イエスの奇跡や復活を信じて疑わなかったジジのことを
改めて思う。

イタリアン

「たまには栄養補給したほうがいいよ」と知人からの有難いお勧めで
ババは昨夜イタリアレストランへ。前菜のチキンサラダ、鰹のカルパッチョ、
ズッキーニ入りのオムレツ。レストラン自慢のピッツアが二種類。さら山盛りの
チーズペンネ。ミラノ風カツレツが」出た頃はさすがのババもお腹一杯。ピッツアや
ペンネを食べなきゃ良かったと後悔。ここは以前来た時も、パスタをたっぷり出したあとで、
牛肉料理。食いしん坊のババの仲間は残念がった。聞くところによると、イタリアではパスタや
ペンネは前菜とか。ところでジジはイタリアンにはひどく弱かった。すぐお腹をこわし、もう行く
もんかと文句たらたら。ババはさんざん脂っこい料理を食べ、アルコール類は飲まなかったが、
ジンジャーエールをお代わりまでして、今朝はお腹はなんともなく快調。

恩師

「わたしは恩師っていないけど、あなたいるの」と友人からいきなり聞かれ、
「「いるにはいるけど」とババはあいまいな返事。一人は小学校のときの先生。
いま思うと、女学校出たての若い先生だった。一年生から四年生まで同じ。
母子家庭だったババのことを何かと気遣ってくれた。四年生半ばで東京へ
引っ越すことになり、その折先生の家を訪問した。そこで手作りのアイスキャンデー
をご馳走になった。さらにたしかシラー作と思うが「オルレアンの少女」という
ジャンヌダルクの伝記本を頂いた。その本はずいぶん長い間、繰り返し読んだが、
その後、就職、結婚など転居を繰り返し、いつの間か無くなってしまった。
ただ年賀状は先生が亡くなるまで続けていた。
もう一人は子育てが終わって、公民館の古典講座で知り合った先生。その方とは
三十年近くご縁があった。講義の合間に先生が話された詩歌の数々。その思い出が
いま一人暮らしになったババの心を支えてくれる。

法師ゼミ

夕方になると流石に涼しい風が吹いてくる。雑木林の傍を通ると、咳きこむ
ような蝉の声。もしやと耳を澄ましていると、オーシーオーシーと懐かしの声。
ああ、もう出てきたんだと、感動のババ。でもまだまだ暑い。いち早く羽化したものの
暑さ負けか声は弱弱しい。こどもの頃はこの蝉の声を聴くと、夏休みはは終わりかと、
嘆息したものだ。

町民歌

ここへ引っ越してきて四十年余り、町民歌なるものがあったと知ったババ。
あの世のジジもそんなものがあったんかと嘆息していそう。こどもたちだって学校で
歌わされていたのか疑問。公民館の催しでハーモニカの伴奏で「はい、歌って」と
言われても参加者からほとんど声が出ない。それより「ふるさと」のほうがババも含めて
空で歌える。町民歌があるなら、県歌もあるのか。県歌といえば「信濃の国」が有名だが。

大失敗

郵便局のATMの順番を待っているとき、ふと足元に目を落としたババはびっくり
仰天。なんと左右違う靴を履いているではないか。気が付かないうちは平気で電車に
乗ったり街を歩いていたが。あわててデパートの靴売り場へ。中年とおぼしき女性店員さん
曰く。「よくあることですよ。わたしやお客さんの歳になると誰も足元なんか見ませんからね」
まあでも、認知症かと疑う人もいるかもしれない、気をつけなくてはと反省。それで結局サンダルを
買う羽目に。先日同年齢の知人が赤い花柄のチャイナドレスに素敵なサンダルを履いていたっけ。
彼女の曰く。「こういうのは今のうちに着ておかないと」スタイルもよくババはため息。ババに出来る
のはせめてサンダルを買うくらい。

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