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グリーン車

ババもときたま東京方面へ出かけることがある。時間帯によってはかなり混んでいる。
それでついグリーン車を利用してしまう。倹約をモットーとしている知人の中には
「将来に備えてお金は大事にしなきゃ」と顔をしかめられる。浪費かもしれないが、
体が疲れないというメリットには代えられない。まあこの歳になって美味しいものの
食べ歩きはしないし、洋服やバッグを買う必要もない。グリーン車に乗るという贅沢
ぐらい、あの世のジジも許してくれるかも。

本屋さん

NHKのテキストを買おうと思ってデパート地下の本屋へ。ところが閉店の張り紙が。
ババは驚き傍の金券ショップの店員さんに尋ねると、彼女は「ほんとうに残念です。
でも今の若い人はネットで本を買ったりしているので」との返事。若い人だけでなくババも
アマゾンなどで本を買うことがある。読みたい本があっても書店の店頭に無いことがある。
限られた数しか入荷しないのでとのこと。「お取り寄せしましょうか」なんて言われない。
それならとネット注文に。ほとんど翌々日に届くので便利だ。中古本も買える。
だからと言って本屋さんがつぎつぎ無くなるのも困る。なにしろ立ち読みの楽しみが奪われる。

家賃

ババは今の家賃はけっこう安いほうだと、思っていたが、なんとババの町から
二駅も東京よりの隣市のそれもババの所より駅近のアパートが同じ家賃と知って
びっくり。隣市はババの町と違って全くの都会、銀行、スーパー、ベーカリー、ブチック
などなどそろっていて毎日の暮らしに不自由しない。40年前、隣市に家を買おうとしたら
不動産屋から「お宅の予算ではとうてい無理」と一笑された。それがねえとババはため息。

家庭菜園

散歩の途中、素晴らしい庭に出会ったババ。植木は見事に手入れをされ、躑躅や薔薇も
花盛り。それにもまして庭の隅といっても五、六十坪あろうかの畑。雑草一本も見当たらない、
その畑に十種類以上の野菜が育っている。里芋の苗はまだ植えたばかりだろうか小さな葉が
露を含んでいる。枝豆は時期をずらして蒔いたのか大きさが違う。
「この家のおばあちゃんは野菜作りが上手なのよ」と隣の人が教えてくれる。広い農地だったのが開発されて、
マンションやスーパーが出来て、元の地主さんがその一角に住居を建てたのだろう。家庭菜園といっては
失礼にあたる、プロの農家の畑だ。

寒暖

このところ寒暖の差が激しい。とくに昨日は寒かった。ストーブを仕舞ったことを後悔。
ジジがいたらカトレアの温室でさぞやきもきしてただろう。でも今はババのやることなすことに
苦虫。ところで一昨日の英国王子の結婚式。黒人の牧師さんやらゴスペルとか面白かった。
でも結婚式で長々の説教はさすがキリスト教国。ただ王子二人は軍服姿。それが最高礼服
だから。日本は憲法改正して象徴でなく元首となったら、三軍の長としてまた軍服姿に?

意見

ババの言うことにことごとくケチをつけてくる知人がいる。彼女は国立大を
出たとかで、低学歴のババは一目も二目も置いている。反対されれば
「そうね、あなたのほうが正しいのね」と相槌をうつ。しかし最近だんだん疲れて
きた。自分の心の内を素直に話せくなってくる。たしか上田秋成の和歌だと思うが
うろ覚えの「はかなくて木にも草にも言はれぬは心の内の思ひなりけり」をひそか呟く。

詩吟

音痴は百も承知のババが詩吟を始めた。声を出すのは体に良いとかの
名目。「聞くに耐えない」とジジは耳をふさいでいるだろうが。それでも
「鞭声粛々」と合吟をしていると気持ち良くなってくる。先生から
「一人でやりなさい」と言われると、声は上ずるわ、調子は外れるはの散々な結果。
まだ二回目だからと言い訳しているが、どこまで続くかことやら。

がストーブ

ガスストーブをようやく片付けた。これでホースを足に引っ掛けて転ぶ危険性は
無くなった。来冬もこのストーブを使うかどうか迷っている。灯油に比べて料金は
高いが、給油の手間がないし便利だった。ただホースを床に這わせなきゃいけないのが
難点。この冬はどうにか乗り切ったが、けっこう冷や冷やだった。料金はもっと高くなるし、
暖かさは劣ると思う電気ストーブにしようかどうか。寒くなるまでの課題。

寒暖

ここへきて、寒暖の差が激しい。真夏を思わせる暑さに扇風機を取り出したババが
ストーブだ湯たんぽだの騒ぎ。冬物カーテンを外して簾カーテンに取り替えたら、
またまた寒い。今日は久しぶりの天気で洗濯物を外に干せたが、明日はどうなるか
分からない。知人は風邪をこじらせて気管支炎になったとか、ババも用心、用心と葛根湯を飲む。

花まつり

今日八日は月遅れの花まつり。ババの地区はお盆をはじめ、節句や灌仏会など
月遅れでやることが多い。町の中心部の人たちから、あそこは農村だからとの
発言も。近くのお寺の参道には屋台が立ち並び、植木市も開かれる。
子供たちが小学生の頃は一番の楽しみだった。植木好きのジジも牡丹や芍薬などを
買ってきていた。ただ、ジジの習性として植木を大事に世話し過ぎて枯らしてしまうことが
しばしばある。カトレアも一日に何回も向きを変えたり触ったりする。植え替えの時も根っこの
土を綺麗に落とす。かえってそれが良くなかったと、今、ババは思う。でもジジのよそ様にあげた
カトレアの花が咲きました、との知らせを聞くと嬉しくなる。

連休

連休にけっこう出歩いたババ。おかげで足も財布もくたくただが、それなりに
楽しかった。特に昨日は鎌倉へ。息子一家の誘いに乗って北鎌倉から長谷の
大仏まで巡り歩いた。多くの花が盛りを過ぎていたせいか、江ノ電もすんなり乗れたし
昼食もスムーズに取れた。これは少し贅沢かもしれないが、往復グリーン車や特急を
使って楽をしたのが良かったかもしれない。むかしむかし、まだ若かったジジババが子供たち
を連れて鎌倉、江ノ島へ遊びに行ったこと、さらにそのむかし、小四のババが遠足で江ノ電に
乗ったことなど、思い出はつきない。

街案内

ババの住んでいる所は片田舎だが、古い醸造蔵とか博物館などそれなりに見所はある。
音楽会や演劇をする市民ホールもあるが、いずれも駅から遠い。住民はそれなりの交通手段で
行くが、他所から来る人には案内板などほとんど無いに等しい。観光客など来るはずがないと、
最初から諦めているのか、車で来る人にも一般駐車場が少ない。町は寂れる一方で、先日も
道案内をした人に「休日でも人が少ないんですね」とあきれらた。

最近の家は門柱やブロック塀など作らず庭と道路が続きになっている。
そういう家が増えてきたババはおおいに助かる。なにしろババの住んで居る所は
農道が町道になったようなもので狭く曲がりくねって、大型車が来ようものなら避ける
に苦労する。それでオープンなお宅の庭先に避難させてもらう。昨日も車の掃除をしていた、
ご主人と目があって「済みません」と挨拶。ご主人も笑顔で応じてくれてほっとする。
バブルで地価がどんどん上がっていた頃は、自分の大事な土地とばかりに、高い石垣を
築いていた家が沢山あったけれど。

炬燵仕舞い

例年、五月一日は「冬仕舞い」と言いながらババは炬燵を片付ける。ジジは
「まだ寒いよ」と文句たらたらだったが。今の住まいでは炬燵を使っていないで、
片付ける必要もないのだが、昨日はあまりの暑さに扇風機を使う羽目に。
今からこう暑さが続くようでは7、8月が思いやられる。竹簾カーテンをババは
ネット注文。どれくらい暑さを防げるか分からないけれど。

吟詠

ルバーサロンで吟詠の練習に誘われたババ。二つ返事でやることに決めたが、
「なんだまた増やすのか」とジジの文句が聞こえた気がして首をすくめる。ジジの
「女は箪笥と同じで家にじっとしているもんだ」の発言にいつも怒っていたババ。
「声を出すのは体にいいそうよ」と言い訳。天国にいるはずのジジはもう体の心配など
しなくていいのだ。

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