雪の朝
首都圏では六年ぶりの積雪だそうだ。
寝る前に見た、庭や道路に雪が降り積もっているのは、
美しかった。しかし、朝になるとただ邪魔物。
雪掻きにジジは腰をかばいつつ出る。寒がりのババは炬燵にいるばかり。
ところが、地面をこするような車の音。何事かと外を見ると、雪上車が。
この地区に住んで三十年以上になるが、こういうことは初めて。
高齢化が進んで行政のサービスかと思ったが、どうも近くで新たな宅地造成が
始まるためらしい。ジジも雪掻きをしなくてほっとしている。
今回だけでなく、これからもやって欲しいと思うが、そうは甘くないだろう。
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