カワセミ
土手を散歩していてカワセミを発見したジジババ。
「なんであんなに綺麗なのかしら」と双眼鏡を向けながら、
ババは興奮。「この前の探鳥会で見たのより羽が青い」
「光線の具合だろ」とジジ。
土手には、ハクセキレイ、モズ、アオサギ、そして川には
カモ類、オオバンがいるが、カワセミほど美しい小鳥はいない。
大袈裟だが、造化の妙というほかはない。
「でも、カワセミの巣穴は臭いらしいよ」とジジ。
「目が覚めるような美人でも、家の中が汚いと同じだな」と
さらに続けて「ブスで台所も汚いのもいるからな」
「だれのこと言ってるのよ」ババはむくれる。
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