070:介(原田 町)
介護いずれ受ける身なれど天引きの保険料に溜め息をつく
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介護いずれ受ける身なれど天引きの保険料に溜め息をつく
焼け火箸の折檻されるそのあわや鞍馬天狗の小父さんが来る
アイロンをかける手間など考えてコットン100のシャツは敬遠
猛暑日の街角に会う旧友とまず励ましの言葉をかわす
社用族のおこぼれとして本郷は「百万石」の河豚フルコース
わが庭の山椒の葉っぱ食べつくし揚羽の子ども終齢となる
用意したおやつの菓子を摘まない職人さんにほとほと困る
丈高く生きんとしている橅の木よ白神山地に勇気をもらう
7番の都電に乗って「墓地下」で降りたら会えるよ懐かしの顔
喫煙や飲酒の有無を尋ねても愛やお金は不問にしよう
菅直人ついに辞めるか宰相の器にあらずの声姦しく
首相また降ろす騒ぎや六月の空ほしいままホトトギス鳴く
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