バスカヴィルの獣犬
ポアロやミス・マープルまたはホームズなどのシリーズ物を見続けていると、役者が変わっておや、と思うことがある。先日、観た『バスカヴィルの獣犬』もそのひとつ。ホームズもワトソンもどこか違和感があった。しかも底な沼にはまってしまったのは、ホームズだなんて。あわやの危機を腕を負傷したワトソンに助けられとは。
しかし、ステープルトン役はなかなか面白かった。この人、たしか『紅はこべ』の主役じゃなかったかしら。
ホームズに向かって「あなたの頭蓋骨が欲しい」と薄ら笑いを浮かべたり。妹を脅したりすかしたりするシーンには、古臭い表現だが(色敵)という言葉を使いたくなる。ちょっとアオビョウタンだけれどホームズをやっても、面白いかな。でも、ジェレミー・ブレッドには敵わないだろう。
うん十年ぶりに『バスカヴィル家の犬』を読みたくなった。
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