044:わさび(原田 町)
唐辛子わさびの類いを敬遠に涙腺このごろ緩んでいるから
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唐辛子わさびの類いを敬遠に涙腺このごろ緩んでいるから
境界の係争ごとへ巻きこまれ内容証明を受け取るはめに
ロボットに戦争させる時代へと右クリックでなべて殲滅
転倒はわたしの越度すり傷と青痣くらいに済んでよかった
いずこより飛び来しものか側溝にすみれの花が咲(え)まいておりぬ
北京風か広東風か迷ったが夏日の昼は平壌冷麺
→(右折)信号待ちいる我が車追い抜いて轟然とゆく黒きベンツは
山藤や棚田を見つつわが乗れるバス青垣の大和を目指す
意図したるごとくに子らは離れゆきつんつんつばめ巣作り始む
そのかみの一丁ロンドン赤煉瓦マンハッタン化へ街は変わりて
古今集よみ人知らず序詞(じょことば)の五月のあやめ我も恋せよ
得意げに紙の冠いただいた烏天狗が田んぼにはまり
世界中の核兵器すべて無くなったエイプリルフール桜満開
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