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096:複




複線にならぬわが駅つばくらめ今年も無事に子を巣だたせり

095:しっぽ




みにくくて太きしっぽを出したりと思いしこともすべて忘れろ

094:沈黙




沈黙の季はもうすぐ蝉たちよ力のかぎり歌えや歌え

093:周




円周率15桁まで諳んじてボケたと言いし鼻を明かそう

092:生い立ち




生い立ちをあれこれ述べることよりもわが老い先やコスモスの花

091:渇




オリンピック閉会式このときも餓えて渇きし大地のあれば

090:メダル




戦場の勲章よりもオリンピックメダル争い幸いならん

089:減




うまいともまずいとも言わぬきみゆえにわが匙加減いつも適当

088:錯




戦争はつづいているよな錯覚を黒衣の群れが鳥居をくぐる

087:天使




天使なり祖父母かってに思いおる赤子ときおり笑みをうかべて

086:恵




ぞんぶんに頭髪洗い湯浴みするいまのところは水に恵まれ

085うがい




いくたびもうがいしており新型のインフルエンザ予防と信じ

084:球




打つ投げる蹴って叩いて抱え込むたったひとつの球にあくせく

083:名古屋




歓声が溜め息にかわり名古屋ドーム4番ウッズはまたも空振り

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