「魔術の殺人」
ヘレン・ヘイズの最後の出演作品という「魔術の殺人」を観ました。ジョーン・ヒクソンの落ち着き払ったミス・マープルに比べて、ヘレンのは、スピード狂の車に乗せられて目を回したりと、中々のお茶目ぶり。これまた、でっぷり太った警部さんとの捜査も走ったり、転んだりの大活躍。それから、館の女主人が、かのベティ・デヴィス。ジョーンのときは、たしかジーン・シモンズ。大女優の変貌ぶりに愕然としましたが。
それでも、「ぼくのおばあちゃんに似ている」と、若者から花束を貰ってました。そのときの笑顔の巣晴らしさ。
「復讐の女神」の中で、ミス・マープルをまるで少女のよう、とあったのを思い出しました。
コメント