ボイスワープ
ジジが仕事中はババが電話番。といっても一日中、家に居られない。
「女は箪笥と同じで、家にじっとそているものだ」ジジは大宅壮一の古い言葉を持ち出すが、このご時勢そうはいかない。それで、ババのケータイにボイスワープ設定をすることになった。それはそれで便利だが、困ったことがひとつ。ファックスを送ってくる人に迷惑をかけた。家に戻って設定を解除して、もう一度送ってくれるように頼んだ。
出先から解除できるシステムもあるそうだが、暗証番号の登録やらなにやらと、説明書を読むだけでもババの頭が痛む。
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