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お題べつ好きな歌

091:暖
( さゆら )
暖かき潮(うしほ)に灼けし腕(かひな)もつ兄がわたしにいたのではもしや
(津山 類)
「菓子屋の暖簾分けよう」とそれとなく聞きそれとなく言ふ風委せ
(佐藤理江)
その後はつひぞ語られざる話暖炉に焼けし狼の灰
( 池 まさよ)
すっぽりときみの右手におさまってゆっくり暖められる心臓
(遠山那由)
陽だまりの暖もりに眠る猫たちよ まどろみ方を教えてほしい
092:届
(春日山)
機能する届けによりて生も死もなれど縁者の裡の生死は
(参田三太)
詠むならばうたは共感共鳴だみんなに届けわが叫び声
(中村悦子)
にっぽんをぽんぽんに詰めたわたくしをスウェーデンに届けに行きます
(近藤かすみ)
地に足が届かないから思ひきり膝で漕ぎます秋のブランコ
(井口 瑛里)
誰にも届けるつもりのない言葉あふれさまようブログの海
093:ナイフ
(宮野友和)
ぎこちなくナイフを使ひ僕が剥いたりんごをこんなにも喜ぶなんて
(岩井聡)
午後の風ナイフのように光る川やさしい順にすり減ることば
( minto)
秋の野の薄かるかや三日月はナイフのやうに冷たく光り
(水須ゆき子)
休日の夫は髭を浮かべつつ錆びたナイフのように眠りぬ
( ひぐらしひなつ)
ペインティングナイフ滑らせ消えそうな鳥の記憶を青くとどめる
094:進
(葛城 )
ゆるゆると進めよ淡き香を抱きて花の盛りを急ぎたまうな
(大西蒼歩)
人類は如何に進むか海面は膝の下まで冷やして来たり
( 矢嶋博士)
ヒトといはれるモノがなにかすればすべて死ぬヒト進む食ふために
(上澄眠)
押し花はこんこん眠る旧版の『日本十進分類法』に
(美作直哉)
朝一の詫びの台詞が纏まらぬ 通勤電車はうだうだ進み
095:翼
(今岡悦子)
上空の翼はなすがままにあり、さあれどわれの地を這うムシは
(史之春風)
翼など持っていたとて何になる私を囲う見えないケージ
(飛鳥川いるか )
砂浜にそびら光らせをみならよ翼なきこと涼しとおもふ
(佐原みつる)
イカロスの翼だったか ゆっくりと舞い落ちた白い羽根を手にして

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