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お題べつ好きな歌

076:リズム
( ドール)
見る人の角度によって異なった色に輝くプリズムに似て
(内田かおり)
親指でリズムを刻む少女いて満員電車の中の虚空は
(西村玲美)
定まらぬリズムを刻む心臓の或いは命ふたつ保てり
(星桔梗)
この子には明日のリズムを教えよう 躓き方も覚えて欲しい
( 皆瀬仁太)
組み体操のリズムはすこし乱れるもほしぐみ十七名のふじやま
077:櫛
(林本ひろみ)
櫛の目の土器を残した人たちが暮らした同じこの星に住む
(ピッピ)
櫛ももう難読漢字になるだろうブラシにあてる文字が足りない
( 中瀬真典)
玉櫛笥(たまくしげ)ふたたび見たし微笑めばたちまち咲(ひら)く水原紫苑
(美濃和哥)
櫛だけは拾ったらあかんよそのひとの業がひっついとるからねえ
(立花るつ)
櫛通す余裕もないまま髪まとめゴミを出す朝 ああ生きている
078:携帯
(エクセレント安田)
バスツアー 酔い止め薬 携帯よ もしものときに 役に立つから
(林義子)
席に座す八人の中の六人が携帯打ちてる夕べの車内
(上澄眠 )
はるはやて携帯するのはあくまでも名前であって彼らではない
(内田かおり)
アメリカの道端にいる君の声を裏庭で聞く携帯電話
( 篠田 美也)
携帯の中に棲まひしいちにんが消えて手許にさす晩夏光
(ももか)
携帯のメール受けをり葬列の後方にゐて夕食のこと
079:ぬいぐるみ
(蜂田 聞)
憎しみがときに頼みとなれることぬいぐるみ手にしたるころから
(ハナ)
ぬいぐるみだって思っていいですか抱いて眠って最後に捨てて
(林 ゆみ)
薄汚れもう飽きられたぬいぐるみみたいに転がされてる夜更け
(高澤志帆)
   9月、おともだち
ぬひぐるみ爆弾の降る夕ぞらの拾ふなよそれはともだちぢやない
(荻原裕幸)
目が釦だつたりもしてぬひぐるみにぬひぐるまれる冬の重力
080:書
(畠山 拓郎 )
久方に字を書くことに難儀する原稿用紙と格闘している
(今岡悦子)
借銭の証文なども書となりて額におさまり恭しく読む
(17番)
右脳から絶えずこぼれる言の葉を書いては消してを繰り返す秋
(游 ききあ)
外で待つ 会社に宛てた領収書もらうあなたを見たくはなくて
(久慈八幡)
書くことは冷静なはずなのになぜかパソコンが吐き出す感情 

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題詠マラソン好きな歌」カテゴリの記事

コメント

自分の名前を検索してて漂流してきました。
題詠マラソン疾走した春先を思い出しました★

エクセレント安田様
コメントありがとうございます。「お題べつ好きな歌」によって多くの方の歌に接することができました。私は疾走でなくのろのろでしたが、いい経験でした。

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