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お題べつ好きな歌(047:大和)

(春畑 茜)
ゆく春のとりとめのなきさびしさに佐美雄の『大和』机上にひらく
(こはく)
うわずった横隔膜を押さえつけ大和を探しているのおそらく
(斉藤そよ)
よっこらしょどっこいしょってお月さま 大和なでしこ的な緩慢
(青野ことり)
不注意をみられたやうな気まずさに痒みこらえて擂る大和芋
(萱野芙蓉)
女わらはの雀を追うて去にしのち桜ばかりが残る大和絵
(今岡悦子)
チャンバラのあげくに「大和魂」と勝ちほこりたり接尾語のごと
(三宅やよい)
軍服の重き袖垂れ重油垂れ守るも攻めるも大和は沈む
(五十嵐きよみ)
大和煮の空き缶ひとつ捨てられて雨水をためている草むらに
(牧野芝草)
初役の按摩宅悦大和屋は恐がりと知る八月の闇
(細江 藻花)
線路わき野草のなかに花が咲き私も還る大和の土に

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