お題べつ好きな歌(043:馬)
(武田ますみ)
凛として壇上にいる馬場あき子言葉は削られてこそ真実
(天藤結香里)
たてがみは北海道の透きとおる青空にくっきりと種馬
(みずき)
馬ごやし踏みて足(あ)裏のむず痒し青は羨(とも)しき三月の色
(今岡悦子)
夕闇にそこだけ白く馬酔木咲く線路の脇で「またね」を思う
( あきひろ)
古希迎え七年ぶりの桂浜龍馬も少し腰を屈めて
(如月初香)
春の野に野生馬のむれ静かなり身よりいのちの湯気たてながら
(内田かおり )
山の面に“跳ね馬”浮かぶ土曜日は田植機が来る隣の田んぼ
(敏恵)
馬車馬のように毎日を繰り返す今日は一日動かぬと決める
(湯山昌樹)
馬の目は人間に近いかも知れぬしばたく様も見つめる様も
(沓澤誠一郎)
弔歌として
遊星よ降りそそぐべし透明なる馬を洗ひしをとこのために
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