お題べつ好きな歌(012:メガホン)
( 島菜穂子 )
メガホンを打つ手じんじん痺れきてふっと空などのぞいてみたり
(住職(jusyoku) )
夏終わり、部室の隅にあるメガホン一つ。聞こえるあの歓声。
(宵月冴音)
数千のメガホンの中の君を背に僕は最後のマウンドに立つ
(久哲 )
メガホンを地面に立てるまずひとつあなたが僕の仮想敵です
(中澤あけみ)
メガホンの不思議な形を通り抜け君のことばは弾丸となる
(高岡シュウ )
未使用のメガホン一つ部屋の隅 僕のエールは要らないだろう?
(百田きりん)
言葉より届けたいからメガホンは捨てて走ったまっすぐだった
(小野伊都子)
メガホンを口に当ててはまた戻すように続いた初恋4年
« お題べつ好きな歌(011:都) | トップページ | お題べつ好きな歌(013:焦) »
「題詠マラソン好きな歌」カテゴリの記事
- お題べつ好きな歌(100:マラソン)(2005.11.28)
- お題べつ好きな歌(2005.11.27)
- お題べつ好きな歌(2005.11.25)
- お題べつ好きな歌(2005.11.21)
- お題べつ好きな歌(2005.11.20)
コメント