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題詠マラソン2012

題詠2011

題詠BLOG2010

題詠2009

凍結

「故障かな」洗面所でジジが首をかしげる。
左側の栓からお湯が出てこないと言う。
「古くなったし、洗面台ごと買い替えるしかないか」
「えー、洗濯機もそろそろだし」ババは出費にやきもき。
ところが、台所も浴室もお湯の栓が駄目。あわてて、水道センターに
電話すると「凍結でしょう」の一言。昼近くになってようやく使えるように。
今年の寒さをあらためて感じる。

雪の朝

首都圏では六年ぶりの積雪だそうだ。
寝る前に見た、庭や道路に雪が降り積もっているのは、
美しかった。しかし、朝になるとただ邪魔物。
雪掻きにジジは腰をかばいつつ出る。寒がりのババは炬燵にいるばかり。
ところが、地面をこするような車の音。何事かと外を見ると、雪上車が。
この地区に住んで三十年以上になるが、こういうことは初めて。
高齢化が進んで行政のサービスかと思ったが、どうも近くで新たな宅地造成が
始まるためらしい。ジジも雪掻きをしなくてほっとしている。
今回だけでなく、これからもやって欲しいと思うが、そうは甘くないだろう。

カワセミ

土手を散歩していてカワセミを発見したジジババ。
「なんであんなに綺麗なのかしら」と双眼鏡を向けながら、
ババは興奮。「この前の探鳥会で見たのより羽が青い」
「光線の具合だろ」とジジ。
土手には、ハクセキレイ、モズ、アオサギ、そして川には
カモ類、オオバンがいるが、カワセミほど美しい小鳥はいない。
大袈裟だが、造化の妙というほかはない。
「でも、カワセミの巣穴は臭いらしいよ」とジジ。
「目が覚めるような美人でも、家の中が汚いと同じだな」と
さらに続けて「ブスで台所も汚いのもいるからな」
「だれのこと言ってるのよ」ババはむくれる。

まさか

一年ぶりにジジと探鳥会に参加。
「ジョウビタキの雄がいた」「アオジだコゲラだ」などと、やっているうちに、
広場の一角に、ビニールシートを被せられた土の塊らしき物が見えた。
地面が削られたような痕跡。「まさか、まさかよね」の囁き。
探鳥会には児童も参加している。この辺りが「ホットスポット」に含まれているのは、
新聞、テレビで知っているが……。
「これは、埋め立て用の残土ですよ」と探鳥会の幹事が教えてくれた。
とんだ勘違いで笑いあったが、でも公園の落葉や排水溝は油断ならない。

とんちんかん

これはババも含めてのことだが、仲間同士のやりとりに、とんちんかんな
応答が増えてきたようだ。「なんだか、彼女おかしいのよ」などという電話が
今朝あったが、そういう人との会話もどこかずれ始めている。
耳が遠くなったせいもあるかもしれないが、ババもいつまで正気をたもてるか、
心もとなくなってくる。

テンプレート

新年を機にテンプレートを改めた。ココログお勧めを選んでみたが、
文字も大きく、読みやすくなり嬉しくなった。題詠マラソンも参加受付、お題の募集も
始まり、物事はどんどん動いてゆく。
今年も無事完走できるかどうか、自信はないが立春の日に参加表明するつもりでいる。

新年

例年のごとく、あたふたと大晦日を越え、まずは年明けをジジと祝う。
餅腹をこなそうと、久しぶりに川岸をジジと歩く。途中、がしゃがしゃと異常な音。
どこかの犬が騒いでいるかと、思っているうちに、送電線が揺れだした。
去年の大地震の恐怖が甦ったが、幸いすぐに収まった。
今年はどうなることか、予測もつかないが、平穏な日々を祈るばかりである。

年賀状

やっと、年賀状の準備を始めたババ。
「かんたんパソコン年賀状」のCDロムの操作を間違え、
2012枚のファイルコピーに時間をとられ、いざ印刷を始めると、
インク不足に、葉書の上下間違えと散々。
パソコンに疎いジジは、
「よきに計らえ」とばかりに涼しい顔。
「ガラス磨きと換気扇お願いね」とすかさずババ。
こちらは、一年の汚れが溜まりに溜まって、大変そうだが。

同人誌

片付け物をしているうちに、古い同人誌が何冊か出てきた。私の作品も何篇か、
掲載されている。片付けも放り出して、読みふけってしまった。
午後の日差しの温もりの部屋で、別世界にいる気分になった。同人誌はとっくに
廃刊され、会員の何人かは故人となったが、それぞれの作品の中に息づいている。
何かの形で自分の作品を纏めておきたいと思うのだが、それも面倒くさい。
気がつくと、一時間以上たっており、洗濯物を取り込まなきゃ、と立ち上がろうとして、
足が痺れた。

このミステリーが…

年末にになると必ず買う本は宝島社の『このミステリーがすごい!』。
内外のミステリーのランキングの中で、読んだのは『開かせていただき光栄です』と、
忘れられた花園『』だけというお粗末さだが、まあ、他の作品は図書館で借りるか、
文庫化されるまで待つつもり。
「私の隠し玉」といういつもの企画に、今回は作家たちのB級グルメがあって、
なかなか楽しい。書いていない人も何人かあって、そのうちに伊坂幸太郎がいる。
彼の作品は何冊か読んだが、食事のシーンというと『グラスホッパー』で鈴木が食べる
ゴルゴンゾラチーズのパスタぐらいしか浮かばない。あれもB級グルメのひとつかな。

あたふた

例年どおりというか、あれもしなきゃ、こちらもと思いながらの年の瀬。
忘年会だけ三つもこなしても家の中はさっぱり。腰痛持ちのジジはあてにならないし、
まあ、明日からぼちぼちやろうかしら。でも明日は町内会の防犯パトロール。
明後日は体操教室、次の日は古文書講座。結局、押し詰まってのあたふたになりそう。

せこい

ミスタードーナツでのこと。ババの隣の女性が席を立ちカウンターへ向かう。
お代わりのコーヒーでも頼んだかな、と思っていると手には3、4個の砂糖袋。
それを自分のバッグに仕舞う。見てはいけないものを見てしまった、と目をそらす。
まあ、たまにはこういうお客がいるから、砂糖もミルクも自由に取らせない、
店も出てくるわけだ。「トイレットペーパーを持ちださないでください」と張り紙の
スーパーもあったけ。

日本シリーズ

日本シリーズもとうとう第七戦まできてしまった。
先に王手を掛けられシュンとしていた、ジジだが、
「やはり経験がものを言う」とドラゴンズの勝を決め込んでいる。
どちらが勝つにせよ、優勝セールには関係なさそうだ。
ところで、ホークスの和田、ファイターズのダルビッシュ、
スワローズの青木などなど、来年はメジャーという話を聞く。
ちゃんと活躍できればいいけれど……。

祈り

七五三参りの子供達もちらほら見かける都心の神社。
無信心のジジババはお賽銭を投げ入れ、ちょっと頭を下げておしまい。
ところが、背広にアタッシュケースの息子と同年配ぐらいの男性は何度も拍手を打ち、
最敬礼をしている。さらに手を組み頭を下げ熱心に祈りを捧げている。
同じ仕草の男性が何人もいる。もしかしたら愚息もどこかで祈願しているのかも。
苦しい時の神頼みと言っては彼等には失礼だろう。
祈ることで心身の安定をはかっているのかもしれない。
ずぼらでいい加減な生き方をしてきたババはとくに反省。

コンビニ

わが家の近くのコンビにが閉店だと聞く。
数百メートル先に、同系列の店が出来るためだというが。
そこに行くには、信号の無い道路を渡らなければならない。
宅配便、コピー、ATMとか、日用品が切れた時とかに調法していたが。
駐車場が狭いとか、店員が無愛想などの噂も、ちらほら聞こえてきて、
仕方ないかなと思ってしまう。

少しづつ

ジジの坐骨神経痛も少しづつ良くなってゆくようだ。
昨日からカトレアの世話をしはじめている。
痛くてたまらない時は「もう、カトレアはやめた」と言っていたが。
これからの冬に向かって温室の防寒対策をしなくては。
たとえ小さい温室でもかなり電気を使う。原発反対と言いながらの矛盾。
つぎつぎと咲き出すであろう、カトレアのつぼみを見ながら、ジジババの溜め息。

安静

ジジはとうとうブロック注射を受けた。とにかく、立っても、座っても痛いというのでは仕方ない。
安静が第一ということで、ゴロゴロしている。ババの外出の予定はすべてキャンセル。
痛みが治まってくれるのを待っているのみ。
もしこの状態がババだったら、ジジはオロオロしているだけだろう。
ババは痛みを我慢しつつ、家事をしているかもしれない。

痛い痛い

畑仕事を遣りすぎたせいか、ジジが昨日から「痛い、痛い」と椅子にも座れない状態。
ババは「救急車、呼ぶ?」と、おろおろ。「そんな大袈裟な」とジジ。
とりあえず、置き薬の鎮痛薬と、ババが以前、腰痛で貰ってきた湿布薬が残っていたのを貼ってみる。
ババだって、肩、腰、膝と痛いところだらけだが、ジジに訴えてもそ知らぬふり。
それがいざ自分のことと、なると我慢しきれないらしい。
まあ、明日も痛みが続くようなら、ジジを医者へ連れて行かなければ。

徒然

ここ、三日ほど外出していたので、今日は家に引きこもり。 
掃除、洗濯などの家事をざっと済ませて、図書館から借りてきた本を読む。
(大災禍)を克服した50年後の世界を描く、伊藤計劃の『ハーモニー』。
2009年の作品だが、放射能におびえる、今を予言しているようだ。


完走報告(原田 町)

完走しましたので、ご報告いたします。今年も無事走り終わり、皆様方に感謝しております。

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